
こんにちは。ささきなおこ保険事務所です。
個人事業主の方が、開業してから取り組むことのひとつに、日々の「帳簿づけ」があります。事業主である以上、帳簿付けは義務であり、事業者にとっては記帳をすることで気が付かなかったお金の流れを発見できるメリットもあります。
このように事業主にとって大切な帳簿付けですが、会計ソフトを購入したものの簿記の知識が無いわたしにはわからないことだらけでした。
税理士さんに頼んで全部お願いすれば楽ですがコストはかかります。
そこで受けたのが無料で帳簿付けを教えてくれる「記帳指導」です。
ここで学んだ事がその後ずっと生かされており、現在もソフトの力を借りながらではありますが、ほぼ自力で帳簿付けができています。
なお、近畿税理士会主催の記帳指導の申込期限は令和5年10月31日(火)までの様ですのでぜひチェックしてください。
記帳指導とは?
記帳の仕方についての説明や決算処理、e-Taxを利用した申告手続きを含む所得税や消費税の確定申告書の書き方等に関する個別相談を指します。わたしの時は「所得税の青色申告承認申請書」を提出した後に税務署の方から教えていただいて存在を知りました。
ここでは実際に私が受けた近畿税理士会が行っている記帳指導について紹介します。
無料記帳申告指導 | 近畿税理士会 (kinzei.or.jp)
指導回数:令和5年5月~令和6年2月15日(木)の間、最大計6回(1回あたり、60分程度)
内容:担当税理士さんがつき、指導と個別相談にのってくれるもの
注意:原則1年間に限っての受講となります。←同じ人が受けることができるのは1回限り!
おすすめするポイント
その1.個別相談である
税務署主催の勉強会や説明会では仕組みや概要の理解ができるのでそれはそれで勉強になりますが、具体的な個別の疑問はクリアになりません。
その点、こちらは担当の税理士さんが6回に渡って個別に指導してくれたので都度不明点を解消しながらすすめることができました。
最終回が2月に設定されていて確定申告を行うタイミングであることも嬉しいポイント。最終回で一緒に会計ソフトを見てもらいながら電子申告を済ませることができました。
初めての申告、しかも電子申告で、間違っていないか不安だらけでしたので本当に良かったです。
その2.無料である
税理士さんとの面談では、帳簿の付け方や会計の基礎知識を指導してくれて、ソフトへの入力や申告のサポートまでしてくれて、無料です。
ちなみに私の実感としては、入力や申告のサポート以上に簿記の基礎知識を学べたことが本当に大きかったです。
帳簿付けで一体何を行おうとしているのかを理解できていなければ次年度以降自分でできないんですよね。
私を指導を下さった城東支部のO先生はこの点をとても大事にされていて、基礎を理解するための指導に力を入れてくださいました。おかげで2年目の申告はひとりで無事にできました。
まとめ
個人事業主にも大切なお金の流れの可視化が帳簿付けです。全くの素人でも基礎知識を得ることができる無料の「記帳指導」が本当に役に立ちました。
開業後一回しか受けられないので、ぜひお早めに最寄りの税務署に問い合わせしてみてください!

お問合せはこちらまでお気軽に!
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